東京の老人ホームに暮らすのはどんな人だろう

October 13, 2011, 10:10 am

基本的に転勤とは無縁であるだろう夫とともに東京に住むようになって、はや10年以上が経ちます。親は地方に家を買い、もう数十年も定住して、すっかりその地に根付いています。きっとよくある話なのでしょうが、心のどこかでそこはかとなく気になるのは、親がこの先老いていくにつれ、どこでどうやってその世話をしていくのかということ。東京の老人ホームが近辺にもいろいろありますが、そんな施設の前を通りかかるたびに何となく考えを巡らす昨今です。


今はまだ親も元気で、リタイア後の暮らしをのんびり田舎で楽しんでいる年代。血がつながった親子どうしでも、長く顔を突き合わせていると何かと合わないところが出てきて、些細なことでいさかいになったりするなどという話も聞きますから、離れて暮らすことが、かえってお互いの自立のためになるんだろうくらいに思っています。たまに電話をして近況報告がてら話し込んだりできる関係を結べたほうが、むしろ親しく意思疎通ができるのではないかとさえ思います。


東京の老人ホームに入って暮らしているような人は、どんな家族がいて、どんな経緯でその東京の老人ホームへ身を落ち着けることになったのかなあと考えることがあります。子どもがいるのかいないのか、一緒に暮らせない理由は何かあったのかなど。子どもがいれば子どもが世話をしながら一緒に暮らすものだという先入観がそもそも田舎くさいのかな、とも思いますが。ほかの地方ではなく、ほかでもない東京の老人ホームということで、何となく特別な物語を期待するのは、思えばおかしなことですね。